コラム

2026年07月06日

漢方薬剤師のよもやま話㉟「気・血・水の話 その4」

今回は、血です
「血=血液」とイメージする方が多いと思いますが、
漢方では単なる血液だけを指すものではありません。

血は、全身をめぐり、栄養をあたえるもの
生命活動をする上で必要な栄養をあたえ、身体を養う働きがある という考え方です。

あと、漢方では、血は油 という考え方をします。

気・血・水では、気と水は、同じ土俵で考える事が多いですが、血は別で考えます。

水 と 油 です 。 水の病気なのか? 血の病気なのか? 鑑別が必要になります。

水と血が 混ざっている場合もあります。

血は2つに分けます

「血虚」・・血が不足している状態

「瘀血」・・血の流れが悪い状態 です。

「血虚」は、 皮ふがかさつく、目がかすむ、目が乾く、爪が割れやすい
髪の毛が抜けやすい、よく眠れない、動悸息切れする、
女性なら月経の経血量が減った、月経周期が遅れる

「瘀血」は、 目の下にクマができやすい、チクチクした痛みがある
慢性的に炎症している、手足がしびれる、
月経時に塊が混じる事がある

など 症状も様々です

当然ながら、「血虚」の時に使う 生薬

「瘀血」の時に使う 生薬は 違います。

「血虚」「瘀血」なのか?を考えて、薬味を組み合わせて処方に導きます。