コラム

2026年09月19日

漢方薬剤師のよもやま話57 「舌を診る」

「舌を見れば、身体の中が見えてくる?」

漢方には「舌診(ぜっしん)」という診方があります。

舌の色、形、大きさ、乾いているか湿っているか、
そして表面についている「舌苔(ぜったい)」などを観察します。

たとえば、

白っぽく淡い舌
→「血」や「気」が不足していないかな?

赤みの強い舌
→身体に「熱」がこもっていないかな?

ぽってり大きく、歯形がついている舌
→余分な「水」が停滞していないかな?

乾燥してひび割れている舌
→身体を潤すものが不足していないかな?

舌苔が厚い
→胃腸に食べ物や水分などが停滞していないかな?

という具合に、観察・分析してゆきます。

そして
そのほかの「問診」「望診」「聞診」・糸練功と思考を横断させて、

寒いのか、熱いのか。
虚なのか、実なのか。
乾いているのか、湿っているのか。
気・血・水はどうなっているのか。

そんな身体の中の状態を推測しています。

慢性病の場合、舌の形態が変化する事もあります。

もちろん

舌は食べ物や飲み物、歯磨き、時間帯などでも変化します。
舌だけで漢方診断するものではありません。

一つの症状だけで決めつけず、いろいろな情報を集めて、
身体の中で何が起きているのかを考える。

そして、その身体の状態を作っている 思考の土台・・・。

悲しみ、怒り、不平・不満、悪口、文句などを言いながら、生活していないか?

心理的な要因を加味しながら、漢方薬・ストレス・ケアを提案する。

「病気を見るのではなく、人を見る」

 「元氣つくり本舗」当店のポリシーです。(^_-)-☆