コラム

2025年08月30日

漢方薬剤師のよもやま話②「○○に効く漢方薬ありますか?」?!

「私、○○(病名)なんですけど、効く漢方薬ありますか?」

「○○(病名、症状)は漢方薬で治りますか?」

「○○という漢方薬は○○に効きますか?」

問い合わせを受ける事があります。

残念ながら、その質問だけで、答える事は出来ません。

また、お問い合わせだけで、「漢方薬の処方名」をお伝えする事はしてません。

ネット・AIの時代です。検索をかければ、すぐ「答え」が返って来ます。

今の時代は、AIも進歩して、病名に対して漢方薬名の「答え」が書いてある時もあります。

ただ、人間の「身体」はそれほどまだ「進化」してません。

東洋医学・漢方は、体質・体格・年齢・症状・既往歴など様々な内容をお聞きし、

独特の判断術を使って、一人一人の違う体質に合わして最適な漢方薬・養生食を

提案するオーダーメイド療法です

西洋医学の病名が同じでも、漢方薬が違う場合もあります。

当然ながら、症状が変化したり、季節の変化によって、処方が変わる事もあります。

慢性病でお悩みでしたら、あせらず、あわてず、あきらめずに 取り組んでみませんか?

(急性病でも、漢方薬は功を奏する場合あります。それは、また、後日に・・・(^^♪)