コラム

2026年02月12日

漢方薬剤師のよもやま話⑤「風邪には葛根湯??」

「葛根湯」!! 漢方薬に詳しくなくてもご存じの名前ですよね。

風邪には葛根湯。

「風邪を引いたかな?と思ったので葛根湯を飲みました」と言われる方は多いです。

しかし・・。

店頭で症状を伺って、確かに葛根湯が合うかな? と思われる方は少ないです。

漢方の古典には「寒気がして、汗がです、首、肩がこわばる時に、葛根湯を飲みなさい」と書いてあります

絶対的な条件として、「寒気」があるか?ないか? です。

葛根湯の中は、身体を暖かくする薬味で構成されています。

ですので、

例えば、寒気はないけど、のどが痛く、鼻水が出るいわゆる「のど風邪」の場合には、効きません

中国漢方では、風邪の種類を信号機に例えて上手く説明しています。

「赤いかぜ」「青いかぜ」「黄色いかぜ」です

「赤いかぜ」・・寒気がなく、のどが痛い

「青いかぜ」・・寒気がある、ぞくぞくして関節が痛い、透明な鼻水が出る

「黄色いかぜ」・・胃腸の調子が悪くなるかぜ(寒気は、ある時ない時両方ある)

葛根湯は「青いかぜ」の時には、効力ありますね。

それぞれに対応する漢方薬があります。

風邪をひいたかな?と思った時、

寒気があるか?「赤いかぜ?」「青いかぜ?」「黄色のかぜ?」か?

少し考えて頂いて、漢方薬をチョイスして下さいね。