コラム

2026年02月14日

漢方薬剤師のよもやま話⑦「自力と自然治癒力」

SNSを見ていると、
ふかだ たかし さん(料理人さんなのかな?)の素晴らしい投稿がありましたのでシェア・引用させて頂きます。
~ここから~
大病を経験された住職から、私が教わった大切な言葉があります。
「病気は、自力・自らの力でしか、本当の意味では治らない」
そして、「病は氣から」この二つの言葉には、とても深い意味がありました。
病気は「自力」でしか治らないとは?
ここで言う「自力」とは、“自分ひとりで何とかしろ”という冷たい意味ではありません。
医者も薬も、手術も、周囲の支えも、もちろん大切です。
しかし、それらはあくまで「助け」や「きっかけ」であって、最終的に回復へ向かう力は、
自分の中にある生命力(自然治癒力)だということです。
同じ治療を受けても、
• 回復が早い人
• なかなか良くならない人
がいるのはなぜか。
住職はこう言いました。
「治そうと決めるのは自分だ。生きると決めるのも自分だ。」
身体の奥にある「生きる力」が動き出したとき、初めて治療が“効き始める”のだと。
「病は氣から」の本当の意味
よく聞く言葉ですが、単なる精神論ではありません。
ここで言う「氣」とは、
• 心の状態
• 思考のクセ
• 感情の持ち方
• 生き方そのもの  を指しています。
例えば、
• ずっと我慢している
• 本音を言えない
• 自分を責め続けている
• 怒りや悲しみを溜め込んでいる
こうした状態が続くと、身体は緊張し、血流が悪くなり、免疫も落ちていきます。
現代医学でも、
• 強いストレスで免疫が低下する
• 慢性的な不安で自律神経が乱れる  ことが分かっています。
つまり、心の状態(氣)が、身体に影響を与える。
これが「病は氣から」の一つの意味です。
もっと深い意味
住職が教えてくれたのは、さらに深い話でした。「氣」とは、その人の“命の方向性”でもある。
自分の本心に反した生き方を続けていると、どこかで身体がブレーキをかける。
病気は、
• 「立ち止まりなさい」
• 「生き方を見直しなさい」
• 「本当の自分に戻りなさい」という、命からのメッセージでもある、と。
だからこそ、薬だけでは根本が変わらないことがある。
生き方や心の持ち方が変わったとき、不思議と身体も変わっていくことがある。
自力とは「氣を立て直す力」
自力とは、
• 前向きになることでもなく
• 無理に元気になることでもない
まずは、
• 自分の心を認める
• 弱さを受け入れる
• 「治りたい」と素直に思う
その小さな決意です。
そして、
• 食を整える
• 呼吸を整える
• 言葉を整える
• 感謝を思い出す
こうした日々の積み重ねが、氣を整え、命の力を取り戻していく。
病気は敵ではない
住職は大病の中で、こう言いました。
「病気になって、やっと分かったことがある。命は、当たり前ではなかった。」
病気はつらいものです。
しかし時に、人生を立て直す転機にもなる。
病気を通して、
• 命の尊さを知る
• 周囲の愛に気づく
• 本当に大切なものが見えることがある。
病気は、自力でしか治らない。
それは、自分の中にある生命力を信じること。
病は氣から。
それは、心・思考・生き方が
身体と深くつながっているということ。
全てを否定するのではなく、「自分の力」を目覚めさせる。そのとき、人は本当の意味で回復へ向かい始める。
病気は終わりではなく、命を立て直す入り口なのかもしれません
自力
治そうと決めるのは自分
生きようと決めるのも自分
~ここまで~
    あきらめないで、道はあります。
      「あなたが人生に絶望しても
           人生はあなたに絶望していない」
                          V・E・フランクル(心理学者・医師)