コラム

2021年06月28日

「五志の憂」vol.3

「五志」は、簡単に言うと「ストレス」って事になりますが東洋医学には独特の病理概念があります。
「七情の内傷なければ、六淫の外邪犯さず」です。

七情・・喜び・怒る・憂う・思う・悲しむ・恐れる・驚く の七つの感情です。

生きていれば、必ずありますよね。
生活の場面の様々な所で発生して何気なしに処理が出来ています。
もちろん、処理が出来てバランスがとれていれば、なんの問題もありませんが

「喜び過ぎる・怒り過ぎる・憂い過ぎる・思い過ぎる・悲しみ過ぎる・恐れ過ぎる・驚き過ぎる」

感情の行き過ぎが内的要因・内傷になると考えられています。

六淫とは 六つの邪・・「風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪」です。

外的要因・外邪として、

暑さ、寒さ、熱さ、湿気、乾燥、ウイルス、アレルゲンなど環境原因で病となる状態です。

「七情の内傷なければ、六淫の外邪犯さず」です。
「心」は 西洋医学では、精神科・心療内科でしか登場しませんが東洋医学では、

とても重要な項目ですし、漢方薬でしか治せない場合もよくあります。
漢方の力も捨て難し! です。

小林正観さん著 『この世の悩みがゼロになる』 大和書房より

「今、自分が置かれている状況がどうであるかということに、

感想を持つ必要はないし、評価、論評はいらない。
今、自分がやるべきことというのは、自分の目の前にいる人を大事にすることです。
やるべきことがあったら、それをやることであって、

自分の目の前にないのだから、考えなくてもよいのではありませんか」

先の心配や、過去の後悔で

素敵なあなたの「笑顔」が消えませんように・・・。(^_-)-☆