コラム

2026年04月20日

漢方薬剤師のよもやま話⑱「瘀血って何?」

前回のコラムに書きました「甲字湯」!!
この処方は「桂枝茯苓丸」に生姜・甘草を足したものです。

「桂枝茯苓丸」は現代でも、もっともポピュラーな漢方処方の一つで
婦人病、更年期障害などによく用いられています。

で、漢方家は、「桂枝茯苓丸」を「駆瘀血剤」と呼びます

「瘀血」を「駆逐」(くちく)するもの・・有害な物、邪魔な物を排除する事 となります

では、「瘀血」って何?

まさに、難しい質問で、

ちょっと前の時代では「古血」「血の道」とか
現代では「滞った血液」「血液ドロドロ」「微小循環障害」とも言われています。

昔の漢方本には「久病、怪病に瘀血あり」「婦人の病たるや、瘀血に属するものが、十中に八九である」
「治らない病は瘀血を考えよ」と「瘀血」の重要性を語られています。

漢方理論のなかに「氣・血・水」の理論があります

症状を3つの状態に分類して、各々に対応する薬味を吟味して、処方を導きだす理論ですが
そのなかの「血」の症状に「瘀血」があります。

病気が慢性化して、それに対応する治療を長年しているけれど

な~~にか上手く改善しない場合、その奥に瘀血が存在している事が多く
駆瘀血の漢方薬を併用する事によって、改善する場合もあります。

「瘀血」がある・・という概念は、西洋医学にはありません。

西洋医学でいう「血液」と東洋医学でいう「血」は少し違うんですね(^_-)-☆

あきらめなければ、「東洋医学・漢方」という方法もありますよ。

漢方の力も捨て難し!! ですよ(^_-)-☆