コラム

2020年03月18日

漢方治療 食養生(四方固め)について

漢方治療は、漢方薬にプラス食養生があります。

四方固めとは、食養生の考え方の一つで漢方の効き目を良くするため考案されました。
四方向から攻め身体の原始的な体質である本治部分(身体の様々な全体的な異常・根本的な異常)を治療します。
漢方治療では、標治部分(表面的な症状)と本治部分を同時に治療し改善率を高めます。
近年の漢方治療は標治ばかりがクローズアップされ主流となっています。
しかし標治法だけでは改善率は低くなります。四方固めを使うことで改善率を高めることができます。
四方固めを応用することで、従来諦められていた様々な難病等にも東洋医学的な対応ができるようになりました。

反対のものを取るとより効果大!

 

 

五気・五味での捉え方
肝・酸→収
心・苦→燥→縮→降
脾・甘→緩
肺・辛→散
腎・鹹→潤→軟→降

 

にんにく製剤:「潤+血虚証」への「燥+補血」に対する働き
葉緑素:葉→発散→情熱・解毒、Mg
白人参:潤・補
牡蠣:ミネラル・潤
温→発表、発散→体表の通りを良くする(血流をよくする)もの:唐辛子・生姜・白コショウ・白ネギ

この組み合わせを応用して、補助食品の提案をしています。